自宅にて過呼吸で倒れ、実家に出戻り、筋肉硬直が続いたのは3日間でした。
やっと痺れがとれ、やっと仕事に戻れると思っていたのもつかの間
うつ病は進行し、私の行動範囲を狭めていきました。

幻聴と耳鳴り、そして不眠が私を襲っていたのです。
早朝に目が覚めては耳鳴りと微熱に悩まされ、それが原因で寝たきりになり、
朝に飲む薬が切れてくるとだんだん気分は沈んでいき、また幻聴と耳鳴り。
私の身体は仕事どころか自分の世話すらできなくなっていきました。
上司には救急で病院に入ったことと、今の状態では当分仕事はできないと
医師からの診断を伝え、とりあえず一ヶ月の休職をもらうことにしました。
屈辱というか、とても悔しかったのを覚えています。
同期の仲間たちが頑張っているなか、私は精神が弱いがために怠け病になり、
自分ひとりだけ走るのをやめてしまったマラソン大会のような気分に
毎日毎日、泣いて過ごしました。
うつ病は誰しもがなる可能性のある病気とも知らず、
ただ自分の詭弱を悔やみました。
実家は両親共働きで、日中は私一人です。
自分の世話すら満足にできなかったのですが、母親には大丈夫と伝え、
ただ寝ることだけを意識しました。
寝れば治る、とも思っていたのでしょう、
否、寝ることしかできなかった。
自分をただ責め、スマホでスケジュールを見ては
今、上司が頑張っているであろう現場を思い浮かべ、
悔やんで、悔しくて、仕方なくて、
でも私は横たわることしかできなくて。
絶望と地獄。
底を知らぬ自分への叱責を自ら浴びるばかりで、
幻聴も私を意味もなく責めてくる。
ただそこまではまだ良かったんです。
幻聴が何を言っているのかわからない、
ただの機械音が入り混じった声を発するので
意味を成さない耳鳴りの延長だと思っていた時はまだ良かったんです。
後々、この幻聴が
私を死の誘惑へと落とすことも知らず
ただ四角い天井を薬の副作用とともに
ボーっと眺めるだけの毎日が続きます。