【重度のうつ病】
ずっとずっと嘘だと思ってました。
心当たりはあるものの、私は一社会人として全うすべき人間であり、
完璧に仕事をこなしてなければならない。
そう、ずっとずっと思ってました。
少し疲れてるだけだろう、近年医師の誤診でうつ病と診断された人も多いと聞く、
それならば私もその誤診されてしまった一人 だと。
今思えば逃げていただけかもしれません。
私は心療内科で大体的にうつ病と診断され、仕事を休職するよう言われました。
しかし、もうすぐ繁盛期も緩やかに下降し、休みも増えるだろうと医師に伝え
診断書及び休職はいただきませんでした。
上司には軽いうつ病にかかってしまった、でも仕事上にはなんら問題もなく
薬を処方してもらい近いうちに治るだろうと伝えました。
私が勤めている場所は【会社】という組織ではありません。
上司と私二人のみの、屋号を上げただけのフリーターコンビと言えばお分かりでしょうか。
限りなくブラックに近いグレー、それがこの業界。
それに不満も何もなく、普遍的であり私の全てだとも思っていました。
なので私には多くの責任があります。上司と半分こ、というわけにはいきませんが
いくらかの責任はのしかかり、それを私の臆病な小さな背で負って
歩合制の雀の涙のギャラで3年間生活を支えてきました。
その生活が、ぼろぼろと崩れだした春。
私は一念発起をし、引っ越すことを決意しました。
以前から一人暮らし先の部屋の隣人の騒音が気になりだし、夜も眠れない状況になってしまったため、2年半暮らし続けてきた部屋を去ることを決意しました。
それが大きな間違いであることも気づかないまま。
引越し、それはうつ病にかかった方の行動禁止事項のひとつです。
環境が大きく変わるだけでなく、部屋探しから契約のやりとり
金銭のやりとりなどに精神的ダメージを受けるだけでなく
不動産屋さんなどを往復する体力、休養できない日々を暮らすのですから
うつ病患者にしてみるとまさに地獄です。
しかし私には仕事ののために睡眠は大切でしたし、夜遅くに友人らしき者と騒ぐ隣人から逃げたい気持ちでいっぱいでした。
もう後には引けない。片付けもそこそこに私は引越しをしました。

上司や友人の手伝いもあって、引越しが完了。
その時の様子です。
月給 歩合制平均11万
家賃水道代込4万3000
6畳間の1K ユニットバス仕様
新しい生活が、ここで始まる
と思っていました。
喜びの引越し先が、後の発作スイッチになろうとは
この時誰も予測していませんでした。