年中発情しているような恋愛依存型の女子大生「歌人」による、ライト短歌集。

三十一文字によるエロ詩吟が延々と続く。
本当に気分が悪くなってくる。

しかも言葉遣いが幼稚で目をそむけるしかない……

以下、特に気持ち悪かったもの。

花冷えのきみを抱くとききみの持つとてもきれいな精液の海

カルピスの原液で飼うかぶとむし だいじだいじって撫でていた角

あかちゃんのはなしは楽しくてこわい すこしふくらんでいる避妊具

夜釣りから帰ったきみの手の中のサバのおなかの夜光虫たち

四つ足のいきものの真似を海でする四つ足を海が撫でゆく

猥談の春はうつくしひらがなのなかで「な」と「む」がちょっとえろいね

カーテンがふくらむ二次性徴みたい あ 願えば春は永遠なのか

エスカレーター、えすかと略しどこまでも えすか、あなたの夜を思うよ

絹豆腐あかちゃんみたいに取り出してきのうの愛のすべてだったね