7月7日は私的少女マンガ記念日です、今回はそのお話です。

1976年7月7日に小学館のフラワーコミックス『つらいぜボクちゃん①(高橋亮子)』を購入しました。
私が少女マンガを買ったのは、これが初めてでした。
当時は、少年マンガ冬の時代で、面白いマンガが少ないと感じていました。
世間では講談社の『キャンディ・キャンディ』が大ブームに突入していて、花の24年組も意欲作を次々と発表していました。
では何故『つらいぜボクちゃん①』を選択したのでしょうか?
実はこの前年に、週刊少女コミック誌では丸山昭氏のテコ入れで手塚・石森・横山等の巨匠クラスの漫画家が作品を描いていたのです。
その連載のなかで、横山光輝の『クイーン・フェニックス』の発売情報をチェックするためにフラワーコミックスの棚をしょっちゅう眺めているうちに、『つらいぜボクちゃん』という印象的なタイトルを覚えてしまっていたのでした。

1巻を読んで、そのモノローグを多用した独特な少女マンガの世界にドキドキした私は、翌日②③と2冊購入して、その作品世界に没入して読み、登場人物に恋の矢状態になりました。
そのまた翌日は④⑤を購入しました、④からは新たな人間関係も複雑に展開して、主人公と一緒に悩んだり苦しんだり恋したり体験しました。
この続きが読みたいと思いましたが、まだ6巻は出ていなかったのです。

書店に行くのは日課でしたから、翌日の7月10日も学校帰りに本屋さんへ行きました。

そこには新刊の⑥が棚に並んでいました。

このタイミングには、何か運命的なものを感じました。

それはきっと誰の人生にもある多くの偶然と同じものだと、今ではわかっています・・・

でも、その時は
『このマンガと私が出会うことは運命だったんだ!』
くらいに思い込みました。