文具などの通販会社のCMでなかなかどうしてな駄洒落を電波に乗せて連発しているのを時折り見かける。

 世の中の多くの男性は年齢を重ねるごとに駄洒落を発せずにはいられない呪いのような病を発症する。布団が吹っ飛んだなんてまだまだ初期の症状で風邪のような物、駄洒落の頻度によってもその病の重症度が窺える。

 自分も多くの時間の経過を経験し、御多分に洩れずこの呪いの影響下にいる次第であります。

 

 人は生きているとあらゆる物に遭遇し脳のシナプスに情報として蓄積されていきます。お年を召した親父達はそれら情報の海を掻い潜り、異なる意味を持つ共通する音節を紡ぎ出し一つに連結させ、冷却作用付き駄洒落を完成させる。この行為は実に創造的で駄洒落親父の真の姿はクリエイターなのです。

 

 デザイナーはゼロベースから新しい何かを創造するのではなく、出会ってきた色や形や様々な情報を拾い集め組み合わせてアウトプットする。驚きや感激を持って触れる作品にも自分達が今までに遭遇した物の片鱗がその作品の中に見出せるはず。

 創造という行為の根幹には駄洒落親父と同じ源流に行き当たる。自分のブランドが提唱するワード「Make breakbeats not origin」もこの現象を体感して閃いた言葉だ。

 

 駄洒落親父にはリスペクトを持って接してもらいたい。駄洒落親父に幸多かれ、ビバ、クリエイティブ。