UNKNOWNのTシャツについて。

 

 Tシャツの作成において一番気をつけている事は服であること。

 袖を通し誰が見てもそれが服であり、着て楽しめる事、そんなごく当たり前の事を一番に大事にして作成しています。

 UNKNOWNのTシャツがお気に入りの一枚に、ルームウェアに、寝巻きにだってなったっていい。服として手にしてもらえたら、とても嬉しく思います。

 

 普通に綺麗・格好良く着るのであれば無地のTシャツが一番良いかもしれない、でも心惹かれる何かがあるのはやっぱりグラフィックTシャツだったりします。

 プリントされたグラフィックによって着たいと引き止められ手に入れてしまう。

 

 自分にはとても好きなデザイン会社が複数あり勉強になるからと作品集まで収集しています。有名なアーティストのCDジャケットだったり、有名企業の広告だったり、商品デザインだったり、ロゴデザインだったり。そこにある作品には素晴らしい才能が混入されていて溜息の連続を止められなくなるほど。

 だけれども、そういった会社が出すTシャツを目にする時だけは少し勝手が違う。デザインはどれも素晴らしいのに何故か心が動かない、やがてどんな物だったか忘れてしまう程に魅力を感じないのです。

 

 グラフィックを主軸にしたTシャツはプリントされた内容に価値があり、そのグラフィックに機能を持たせたりする事で着る以上の何かを生み出したりしています。

 日本語のテキストで面白可笑しくしたり、ザラザラしたプリントで黒板のように字が書けたり、プリントされた特定のワードでコミュニケーションを測ったり。

 とても面白いアイデアでTシャツをメディアとして使用しグラフィックによって新しい可能性を発生させている。

 

 魅力を感じないTシャツになる理由がここにあると思う。

 グラフィックに主軸を置くTシャツはそのデザインに重きがおかれるあまり、着るという当たり前の事が優先順位から外されてしまう。

 良いデザインだけど、メディア化してしまったTシャツからは服として着る事が想像出来ない。

 

 やっぱり素敵なTシャツだな、着てみたいなと思う物はアパレルブランドから発信されている、流石の一言に尽きます。

 着るというとても当たり前の事だけど、とても大事な事。

 UNKNOWNはその当たり前を大切にTシャツや服を作っていきます。

 

 当たり前体操。