謙虚な気持ち、とっても大切ですね。
銀座のクラブで働く女性は、何か夢や目標があったり、銀座でのし上がりたかったり、学生時代からモテて男性の扱いが得意だったり、良い大学出身で頭が良かったり…等々。
とにかく個性が強いです。
男性を取り合って、自分のお客様にしようとする様な仕事ですから、負けん気も必要でしょう。
誰かを蹴落としても、上にのし上がるくらいの根性も必要かもしれません。
でも、今までの経験で言いますが、出世する女性は、ちゃんと雇う側を立てます。
ヘルプの女の子の面倒見も良いです。
スタッフへの気遣いも出来ます。
ちゃんと自分の立場をわきまえて、立ち居振る舞いをしています。
例えば
「ママはひと月どれぐらい集客し、どれぐらいの売り上げを上げようとお考えなのですか?」
「ママは私に対して、お礼の言葉が無いです。」
「ママが意識が低いヘルプの女の子の指導を熱心にしている事は、無駄と思います。」
「1回いらっしゃったお客様が2回目来店しないのは、ママに責任があるんじゃないですか?」
等々、思っていても言いません。
自分の方が売り上げが上司よりあったとしても、私なら言いません。
そう感じて店やママに対して不満があるなら、大人の対応をして、相手に不快感を与えずに辞めるべきです。
そして自分に合う違う店を、ただ探したらいいのです。
長い人生、いつどこで誰に助けられるか、人生はわかりません。
自らその可能性を断ってしまうのは、自分の損です。
自ら自分の敵を増やすのは、得策ではありません。
その時はダメな上司と思っていた人も、その人自身がダメだった訳ではなく、他の理由が原因で、力を発揮できなかっただけかもしれません。
それに、経営する側には、雇われている自分の立場では見えない理由があるかもしれません。
オーナーと雇われママとで考え方が違って不調和音になっているとか、スタッフがちゃんとオーナーの意図を伝えられていないとか…等々。
ゆとり教育のせいか、ご両親の教育がそうだったのか…。
今は察する力が弱い、若い女の子が多いと思います。
彼女達は、自分の思いが1番大切で自己主張ばかりで、周囲が見えていません。
また、自分より先に生まれた先輩は、それだけで尊敬に値する…という考えを持たない子も多いです。
相手から与えられるまでじーっと待っていて、欲しい物が与えられなかったら他者のせいにして、不満爆発。
とても子供じみていると思います。
ゲーム世代だからか、受験戦争世代だからか、それとも若いだけか…。
勝ちか負けか、〇か×か、それしか答えが無いから、自分が負けで×と判断したら、徹底的に叩きのめします。
私はズルい人間だから、相手に逃げ道を必ず用意します。
私は神様ではないので、失敗する事なんて沢山ありますので。
接客業はお客様の気持ちを察するプロですし、お客様の条件を満たしているお客様に対しては、とことん肯定して思いやって差し上げるべきと、私は考えます。
それは、お客様だけにするものでしょうか?
お客様と別れたら、思いやりの気持ちは持たなくていいのでしょうか?
皆それぞれの立場で、自分を守る為に精一杯なのです。
自分を理解してもらいたい私は、まず相手を理解しようと努めます。
そして、雇われる側は、常に店から与えられた物や約束の中で、仕事をしなければなりません。
店側と、お客様と、その間に立って、与えられたカードを使って両者を満足させられなければ、雇われホステスは両方を無くしてしまいます。
ホステスは店に所属していても報酬扱いだから雇われている訳ではない、お客様が呼べたら何やったっていいんでしょ…という女性もいるかもしれません。
でも、その女性の自由気ままを許してくれる店に所属しなければ、その女性のやりたいようにはできません。
店を劇場、ホステスをお芝居を上演したい劇団側と考えてみて下さい。
やはり、劇場には色々な条件があり、イメージもあるので、それに合わない場合は上演できないのです。
やっぱり、与えられた物の中で1番ベストな結果を常に出し続けられる人が、安定した成績も望めるし、長い商売ができるのです。
100%納得いく店で働けることはまずないです。
100%納得いく店に出会いたいなら、自分で出す事です。
自由を手に入れる事は、そのリスクも背負い込む事です。
自分には早いな…と思うのなら、まずはそういう自分になれる様に、与えられた物の中で、人間修行をする事です。
人間が大きくなれば、お客様も増えますし、慕ってくる部下も増えますし、自然とどこかの枠におさまらなくなってくるものです。
自分サイズの店を作るしかなくなってくると思いますし、周囲がそう動きます。
それが本物と思います。
昔勤めていたお店のオーナーママに「あなたって反体制的な子ね!」と言われて、何度も悩み落ち込み、何がいけなかったのか、反省してきた私です。
ただ生意気にお話しているのではなく、昔の自分を反省し、どうしたら成長出来るのか、何度も泣きながら自分に向かい合って来て、わかった事があったのです。
ようやく今、真理を手に入れたし、それが多少出来る自分に成長出来たと感じます。
今までご迷惑をお掛けしてきたすべての皆様にお詫び申し上げます。
そして、今まで出会ったすべての皆様に、感謝です。