忘恩の徒とは?

 

忘恩の徒とは?

恩とは「人から受ける感謝すべき行為。恵、情け」と辞書に出ている。人は一人で生きていくことは難しい。同じ時代に生きている周囲の人々から受ける恩は分かり易い。分かりにくいのは先人からの恩である。自分の直接の先祖即ち親・祖父母・曽祖父母等の恩は分かり易いが、先人の恩はもっと広いのである。

二千年以上、日本という国を守り発展させてきた無数の名もなき先人たちのお陰で今日の日本があり、現代に生きる我々日本人があるのである。

 

分かり易い例を挙げて見よう。我々が日常利用している道路・鉄道・上下水道などの交通機関や公共施設が機能しなければ経済は成り立たず大変なことになる。この大切な資産を経済では「有形生産資産」あるいは「資本」というのである。これらの資産は主として我々の先人が作り、我々に残してくれたものである。そのおかげで我々は日々の経済活動を快適に行うことが出来、生活していくことが出来るのである。現代に生きる我々だけで経済活動ができていると思うのはまさに忘恩の徒と言わざるを得ない。

 

異常な韓国の反日の根にあるもの

最近、韓国において反日活動が異常に高まり、日韓関係も危機的状況になってきている。その原因は韓国人が恩と言うことを理解せず、集団として忘恩の徒と化しているからと言えよう。それを検証するため、朝鮮の歴史(日清戦争以降)を振り返ってみる。1894年日清戦争により朝鮮は清国の歴史的な頸木から解き放され大韓帝国として独立することが出来た。日本にも日清戦争を戦う理由があったことは否定しないが、結果として韓国が独立できたのは日本のお陰である。その結果を経済的な面で見て見よう。人口の推移を見ると日清戦争当時1894年、韓国の人口は約710万人であった。1940年、大東亜戦争勃発の直前、韓国の人口は2295万人となっている。46年間で人口は約3.2倍に増えている。人口が増えると言うことはその人口を支える経済力が増大したことを意味する。経済を拡大するのは前述したように「有形生産資産=資本」でこれなしには経済は拡大しない。

 

この大切な「資本」を投資したのは日本なのである。日本が投資した理由は将来その投資に見合う果実を得ようということを否定するものではない。しかし一方で韓国経済はこの「資本」のお陰で成長出来たのは厳然たる事実である。投資がなければ経済は何時まで経っても成長せず現状維持で精一杯となる。さらに言えば投資は確実なものではなくリスクがある。このリスクを冒して投資いてくれたものへ特別な敬意・配慮は欠かせない筈だが、忘恩の徒にはその配慮はない。韓国は国を挙げて忘恩の徒になっているのに気が付かず、騒ぎ立てるのが現状である。人間に限らず犬畜生であっても心あるものは恩を感じるのである。極言すれば、韓国はその意味で○○○以下と言うことになる。

 

経済の本質が分かれば、投資の重要性は理解される筈だ。貴重な投資をしてくれたものへの感謝と敬意を表すのは真っ当な人間として当然のことである。しかし忘恩の徒はこれを理解しようとしないで、逆に妬み恨むのである。この人間として恥ずべきことを国として懸命にやっているのが現在の韓国なのである。

 

反日韓国に対し日本政府がやるべきこと

日本政府は韓国の無法な反日に対して証拠のある記録や事実を提示し、日本が韓国の経済成長に果たした役割、例えば経済成長に必須の資本投資を行った事実、さらにその資本投資の効果等を懇切丁寧に説明してやらねばならない。謝罪し遺憾の意を表明するのは全くの逆効果であることを肝に銘じるべきである。

 

 

当時の朝鮮の実情はイギリスの女性イザベラ・バードの旅行記を見れば良く分る。彼女によればソウルは世界でいちばん汚い街だったという。当時の首都ソウルの写真が同書に載っているが、それを見ると、ぬかるんだ道路や掘立小屋が写っていて、いかに当時の朝鮮が資本不足であったかが良く分る。これではまともな経済活動などできるわけがないことが理解できると思う。

 

1800年代、経済活動に必須の資本を当時、それ程豊かではなかった日本が身を切る思いで当時の貧しい朝鮮に提供した事実を現在の韓国人は認識せねばならない。感謝せよとは言わないが最低、反日運動は止めてもらいたいと切に思う。現在の韓国人が恨み憎む相手は日本に併合されるしか道のなかった当時の彼らのご先祖様なのであって、貴重な投資をし経済を拡大してくれた当時の日本人ではない。さらに言えば全く関係のない今日の日本人に見当違いの憎しみや妬みをぶつけ反日にまい進するのは異常としか言いようがない。

 

先人の名誉をどう考えるか?

さらに大事なことは、明治・大正時代、我々の先輩が必死になって朝鮮の近代化に努力してきたことを我々が現在の価値判断で貶めてよいかという問題である。左翼系の反日学者・知識人・マスコミは日本が朝鮮を植民地として搾取したという。それを言うなら、まず植民地の定義を明確にせねばならない。正確に言えば日本と朝鮮の関係は国と国同士が正式に決めた条約により日本と朝鮮が合併したのである。日本が無理やり朝鮮を植民地にした訳ではない。当時の両国の経済規模から日本が朝鮮を併合して一つの国とすることから正式に日韓併合とよばれた。たとえて言えば大きな会社と小さな会社が合併する時、大きな会社が小さな会社を吸収合併するケースを考えれば分かることである。その事実を無視し、日本人でありながら日本の非を唱える輩は自分たちの先輩・先人を犯罪人扱いするという日本人として許すべからざる非国民と言われても反論できまい。

                              H31-4-24記