13年前の9月17日、北朝鮮による日本人拉致問題が小泉訪朝によりあきらかになった。あれから13年、多少の進展はあったが拉致問題は未解決のまま我々の上に暗い影を落としている。

小泉元総理が本気になって拉致問題を解決しようとしていれば、その後の展開は違ったものになっていたと思う。北朝鮮が公式に拉致の事実を認めたのであるから、拉致被害者を連れて帰るまで帰国しないと小泉元総理が頑張れば事態は変わっていたと思う。

日本の総理が帰らないと平城にとどまれば世界が注目、各国の報道機関が押し掛け大騒ぎになった筈。もし彼の息子や娘が拉致されていれば、親としてそのくらいの事はしていたと思う。所詮、彼にとって拉致問題は他人事だったのであろう。北朝鮮と国交を回復した政治家として歴史に名をとどめるのが目的だったのではと勘繰っていまう。

小泉元総理だけを責めるのは公平でない。拉致問題が明るみに出て日本人はみな怒り、拉致被害者に同情し一日も早く解決するよう大騒ぎとなった。しかしそれは一時的なもので時間がたつほどに多くの日本人は他人事としてあまり気にしなくなっているのが現状、所詮他人事なのである。自分の子供が拉致されていれば・・・・・・・と思ってしまう。 

UNK通信7号を読み返しそんなことを思った次第。拉致問題の解決が一日も早いことを心から願ってお読みいただければ・・・・・・

UNK通信第7号

               平成14921

 
 
7号をお届けします。先日第6号を出したばかりなので、ちょっと煩いとお感じになる方も居られるかと、思いますがご海容下さい。本日の報告はかねて懸案の女性会員新規加入の件であります。昔から「日本は女性の国だ」と言われていますが私もこの説に賛成するものです。最近特に情けなくなった男の背中を元気な女がドンと押して男がやっと動き出すというイメージです。その意味でも我がUNKの会には元気な女性会員が必要なのであります。とにかくこれで体制は整ったのでいよいよ本格的に活動を開始します。

 

 ところで北朝鮮の問題ですが、小泉さんの訪朝を如何に評価しますか。私は今回の訪朝の決断は大いに評価しておりますが、その後の交渉には首をひねるものです。拉致事件の予想外の結果を知らされ、北の思うように鼻づらを引きまわされたと言えば言い過ぎでしょうか。その挙句一方的な共同宣言にサインするとは…。この共同宣言は誠に非対称な北朝鮮ペースのものです、拉致の言葉は勿論、謝罪の言葉は一切なく、逆に事実でもない日本の植民地政策について謝罪しているのです。最近話題になっている韓国人の書いた「親日派の弁明」や杉本幹夫の「植民地朝鮮の研究」を小泉さん始め政治家・外務官僚は読むべきです。小泉さんはこれまでの政治家が持っていないものを持った優れた政治家であることは認めます。しかし骨の通った歴史認識・修羅場である國際関係に必要な冷徹な外交感覚が小泉さんの場合未成熟であることが悔やまれます。

 

 そこで我々国民の思いを小泉さんに届けることにより、これまでの誤りを彼が反省し軌道修正することを切に願うものです。その一つの方法として、アンケートに参加するという手があります。ご参考まで下記URLをご紹介しますので宜しければトライして見てください。すぐに投票結果が分かるのも面白いです。

 

http://www.sankei.co.jp/edit/anke/  (これは産経新聞のアンケート)

http://www.vote.co.jp/category/16417177/ (これはVOTEジャパン)