一時期ノマドワークの旗振り役の一人だった某ブロガーが、資産が1億円以上あるのでと言って、セミリタイア宣言をしていたので、ビックリした。
セミリタイアというからには、これからは仕事は軽めにして気ままに生活しましょうということだろう。最悪、ここから先たとえ無収入になるとしても、やっていけると踏んだ資産が1億円。
ちょっと気楽すぎない?
この人は何しろノマドとかやってるくらいなので、たぶん私と同年代か、少し下くらい。とすると、あと50年くらい余命を見込む必要があるだろう。
そうすると、たとえば1億5千万あるとしても、年に減らしてもいい資産は300万円。しかも妻子持ち。
地方在住らしく、また畑などもやってるようなので、生活費自体はそれほどかからないのかもしれないし、セミリタイアといってもアフィリエイトなどの収入は継続的にあるだろうから、年500万くらい使うとしたら、それほど生活は苦しくないという見方もできる。でもこの先、子どもは親の扶養下にある間は、習い事や旅行などはそんなにできないだろうし、世間の子どもがどういう暮らしをしてるのかもよくわからないまま大きくなるだろう。
親はもうこれでセミリタイアでいいやと思えるくらい、いろいろ満喫したのかもしれないので、それでいいだろうが、子どもの成育環境がすごく気になる。
しかもこの人、口を開けばお金お金という感じで、詐欺まがいのセミナー商法などで問題になってたくらい、意地汚く稼いでたはずなのに、それで悪評をかってまでためたお金が、たかが1億円あまりというのも、驚くしかない。
60歳で1億円持ってるので安心とかなら、まあそうだろうねと思うけど、それより30歳近く若い人のこういう感覚は、私には理解しがたいなーと思った。
私はまだまだお金のかかるような、やりたいこと、ほしいものが、いくらでもあるし、ここまで枯れた思考にはなれない。
たとえ、今日から老後だと思うことにしても、逆に地方在住だと、これから過疎化が進むだろうから、電気や水道も自分でなんとかする手段を考えないといけないとか、いろいろお金の嵩むことしか考えられないし。