これからの時期はしっかり熱中症対策をしましょう
熱中症は暑ければ体調や運動量次第で(誰でも・いつでも)発生する恐れがございます。
【熱中症になりやすい環境】
〈高温多湿・風が弱い・日差しが強い・熱を発するものがある〉などの環境では体から外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となり発生しやすくなります。
【熱中症になりやすい状態】
●体調不良時
脱水状態時は特に危険
〈風邪気味・飲酒翌日・朝食を抜いた日・寝不足〉など熱中症になりやすくなります
●ご高齢者
熱中症患者のおよそ半数が高齢者(65歳以上)
①体の中の水分量も若い方に比べると低いため脱水状態に陥りやすくなります
②体の老廃物を排出する際に、たくさんの尿を必要とします
③暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど体の注意信号に気づきにくくなっています
④高齢者は体温調節機能が低下しているため体に熱がたまりやすくなります
【熱中症の主な症状】
① 熱失神
皮膚血管の拡張により血圧低下・脳血流減少
〈顔面蒼白となり脈は速くて弱くなる・めまい・失神など〉
② 熱疲労
脱水症状
〈脱力感・倦怠感・めまい・吐き気など〉
③ 熱けいれん
大量に汗をかき水だけ補給し血管の塩分濃度が低下したとき
〈足や腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれん〉
④ 熱射病
体温の上昇のため、中枢機能に異常をきたした状態
〈意識障害(反応が鈍い・言動がおかしい・意識がない)〉 ・・・ 死亡率が高い