先日、ある本を読んでいて


川端康成の「伊豆の踊子」一場面の話がありました。


主人公と映画を行く約束をした踊り子が、彼が突然の仕事ができて行けなくなる下りがあります。


その時の踊子のセリフに


「ご縁があったらまたお会いしましょう」


よく日本人は使う言葉ですが


「ご縁」という言葉を英語に訳すと適切な言葉が無い。


その際、境野勝吾氏が言われたことが名言でもあるのです。


「西欧には原因と結果という考え方がありますね。「ご縁」とはその間にあることを縁というのですよ」


良い原因には良い結果を生み出すし、悪い原因には悪い結果を生み出す。


このことが素直に聞けるのですが、その間を取り持つ言葉が「縁」であると!


縁とは原因結果の法則の流れを作る役割を持っているのですね。


良い出会いは縁があるといいますし


良縁とは良い伴侶出会うことも言いますね


私がある方から教わった言葉に


「起縁 結縁 随縁」


男女が出会って(起縁) 結ばれる(結縁) そして生活が生まれる(随縁)


どんな出会いもこのようなつながりが育ってきてこそ縁繋がりと言えるのでしょうね。


「縁は異なもの粋なもの」ともいわれています。


仕事での出会い


友人の紹介での出会い


一目ぼれによる出会い


出会いそのものはたくさんあるが、


それを縁に結びつける勇気は自分の行動力のみですね。


良い縁を大切にしましょう!


それこそが「一期一会」と言えるのでしょう