昨日までの二日間、仕事で富山・金沢に行ってまいりました。


昨年開通の北陸新幹線を利用しての観光客が急増、


この地域の開発が一気に進みました。


始めに降り立ったのが富山駅!


一昨年「風の盆」で伺った際には、田舎駅の印象が強く残っていました。


2年ぶりに降り立って、全く異なった風景に戸惑いを隠せませんでした。


駅前は整備され、駅舎も全く風変わりして都会の駅と遜色はありません。


新幹線利用でたくさんの観光客を掴もうとする意欲が感じられました。


その後、視察で、イオンモール砺波店・三井outletを見学、


金沢に宿泊で移動しました。


金沢は今一番人気の街でもあり文化と芸術性の入り混じり、小京都の風情を感じさせる素晴らしい街並みが今も残っている素敵な街です。


しかし、今までの観光地とは新幹線利用で一変しました。


しっとりとして雰囲気がなくなり、観光バスで大挙して訪れる団体客で単なるざわめきの街に変わってしまったことです。


特に、金沢料理の特徴でもある「治部煮」などは、大量に作られた料理を小分けした雰囲気で味わいより量で勝負と言って次元です。


私の知っている金沢料理には品位がありました。


残念ながら、観光客が多すぎで対応が間に合っていないのが現状です。


接客も粗雑、ホテルに至ってはビジネスホテルしか空いてない。


それも高価である。(通常の倍額)


このような状況で、今までの金沢の良さが消え失せてしまっている印象を持ちました。


急激に増える観光客の対応ができなくなると、その町の印象も急降下


今の日本も同じ現象だと思います。


昨日、外国人環境客が急増、受け入れ態勢が間に合わない!


という記事も出ていました。


東京のみならず、地方の都市でも同じことが言えそうです。


私たちのサロンでも同様です。


忙しくなると、次第に接客や質の向上に費やする時間が無くなり、いつの間に顧客の印象を低下させる結果を招いていることに気づきが遅くなるのです。


今回の旅でいろいろなことが気付きました。


客観的視野を持つということは立場を変えてみることも必要なのですね。


人気が出たときこそ徹底した質の向上に努めることが、


一流と言われる所以なのかもしれません。