長年、経営に携わってきて経営とは何か??
いろいろな視点から考えてみたいと思います。
先日、滋賀ダイハツの後藤さんの経営指南書を読ませていただきました。
的確にその疑問に応えられているので紹介しましょう。
最も重要と考える基準は2点あります。
① 人生の大目標を持ち、それを達成するうえでの「戦略」を考えている人
② 「人生の戦略」を練り上げた上で当面の手段として「戦術」を考えている人
この二つの視点で経営を考えていない人にはどんなに優秀な能力を持っていても経営者の資質に欠けているというのです。
東大を卒業した人が全員優秀な経営者になるということはありません。
その可能性は高いはずですが、人生の大目標を掲げている人はそう多くはないのです。
若い世代に多くの方々は、目標が見えない!とい言われる人がいます。
人生の目標なくして、経営者になることはできません。
「お金持ちになりたい」という漠然な夢では目標とは言い難いです。
私の例からお話ししましょう。
今から考えると、ある出来事が目標設定をさせてくれることになったのです。
それは「劣等感」でした。
美容の仕事を通して社会に役立ちたいと考えるようになったのは、求人活動を通じてある学校の進路指導の先生の一言でした。
「うちの学校には美容師になるような馬鹿な生徒はいませんよ」
この仕事への劣等感と怒りの矛先が「いつかは社会に認めていただける仕事にしてやる!」
そしてUNIXに集う社員たちが、社会から認められて生き生きと誇りをもって仕事に励む環境を作ろう!
このような使命感に燃えてきたのを覚えています。
だからこそ社員に対して要求することは「パーマ屋になるな!」と・・・・・
その戦略として社員教育にマネージメント知識や経営哲学の浸透に取り組んできたのです。
社員を育てて店舗を拡大してゆくことは、事業経営としての急成長には結びつきません。
でもUNIXは社員教育こそ命だと信じて推進してきました。
牛歩ではありますが少しずつ花が開き始めてきました。
まだまだ成長過程にあるUNIXですが、新しいビジネスを作りあがることに懸命に取り組んでまいります。