先日、CEC経営塾でパン・アキモトの秋元社長がお越しになりご講演をしていただきました。


救缶鳥という缶詰のパンを作っている会社なのですが、


単なる「缶詰パン」としての価値もあるのですが、


それ以上に利用価値を生み出すことをされているのです。


それは社会貢献を大切にした考え方が主流になるのです。


東日本大震災でで誰しもが経験したことは、非常時における生活物資の確保でした。


救缶鳥は3年間保存がきくパンとしてそれ以降飛躍的に成長を遂げてきました。


あるお客様からこんな要求がありました。


そろそろ賞味期限の切れそうな缶詰パンがある。


「新しいものを注文するので古いものを引き取ってくれないか?」


「せっかくですから食べてください!」


「こんなにいっぱいは食べきれない」


そんなやり取りの中で彼の発想が生まれてきたのです。


せっかく作ったパンを捨てるのは忍びない


救缶鳥を再利用できないかと?


世界には食糧事情の大変な地域があったり、災害で苦しんでいる地域がある。


それらの地域の賞味期限前の救缶鳥を送ることで社会貢献にもなる。


そんな発想から救缶鳥プロジェクトなるものが生まれてきたのです。


仕組みとして2年経ったらお客様に呼びかけて、社会貢献の一助になっていただく。


つまり、アキモトが下取りをして新しい救缶鳥をお求めいただくのです。


そして下取りした救缶鳥を被災地や食糧支援の一環として現地に送り届ける。


こんなプロジェクトを始めたのです。


社会貢献をしていることはメディアが取り上げてくれ一気に広がりました。


彼は企業の在り方は社会貢献をすることによって社会が口コミで広げてくれる。


これこそが企業としてのPR戦略の原点だといっておりました。


まさにその通りですね。


UNIXもどんな社会貢献ができるか考えてみます。


自社に利益を優先するのではなく、社会に役立つ企業として求められてこそ、必要とされる存在になることができる。