渋沢栄一翁は埼玉県が輩出したもっとも有名な方の一人です。


彼の書いた「論語とそろばん」を読み始めました。


彼が存在した時代は、明治の創世記にあたります。


当時、士族は論語の道を究めることこそ武家の存在価値でもあり、道徳を大切にする文化を持っていました。


しかし「武家の商法」と言われて商才に長けている人が少なかった。


しかし「士魂商才」道徳こそ商道のあるべき姿と諭したのが、「論語とそろばん」でもあったのです。


商人を卑しいこと評していて「士農工商」の身分制度を設け武士道こそ人間としての道であると考えられていました。


渋沢翁は、経済の論理こそが道徳そのものであると説いて、日本経済の創世記を作り上げた人物として世界にその名を知らしめて行ったのです。


彼の功績はパリ万博に参加した際、株式会社の存在を知り、500近い会社を立ち上げました。

しかし、そのすべての会社は渋沢財閥にすることなく、「私利を追わず公益を図る」という信念から社会制度の改革に身命を賭した人物だったようです。


世に偉人はたくさんいます。


その中でも渋沢栄一の存在は私たち経済人にとって鏡ともいうべき存在だと改めて感じています。


もっと勉強をしなくてはならないと強く思っています