事業の根幹をなすものはなんだろうか?
それは経営者の「強い思い!」だと思います。
どんな思いをもって自らの事業にまい進しているのだろうか?
事業経営者が考えるとおりの会社になっているのは間違いない事実です。
私の周囲にはお金儲けのとても上手な方々がたくさんいます。
資産を充実させ、そこから上がってくる収益と、支出のバランスを見事なまでに計画的に行っているのです。
残念ですが私にはその器量はありません。
自分の資産形成にあまりにも無頓着で、自分の事業家としての資質に欠けているところだと認識しています。
それは家族や身近な人たちが一番感じていることです。
時たま資産家のように見られるときもあります。
これだけの事業をやっていればそれなりの収入があり、資産も相当あっても良いだろう!と周囲の方々は見てくれるのです。
チョッとうれしい!!!
でも・でも・・・そうは行かないのが現実なのです。
自分の資産形成より会社の業績を上げて、株式公開をしたい!
という強い思いが私にはありました。
経営者として自分が求める姿は自分の強い思いを実現することにある。
それこそが私が経営に携わってゆく根幹にあると思っているのです。
どんな経営者もこの「思い!」を持っていることが重要ではないでしょうか?
なぜか、昨年末から商工会議所の副会頭なるお役目をいただきました。
商工業の活性化が叫ばれる中、中小企業は苦しい実情を抱えています。
その大きな要因のひとつに「思い!」の欠如があると思います。
事業経営の根幹を成すものを見直すことで新しい道は見つかるはずです。
中小企業だからこそ出来る良さを活かすことでお客さまに繊細なサービスを提供することも出来る。
「お客さまの喜びを作り出す」
それこそが中小企業の経営に携わっているものを使命ではないでしょうか?