「お客さま視点」で物事を見る。
このことは私たちの仕事では欠かすことの出来ない視点だと思っています。
ところが仕事を進めてゆく中で自分たちの都合の良い方向に進んでしまうことが良くあるのです。
例えば、「お役所仕事」という言葉がありますが、
辞書で調べると
「形式主義に流れ,不親切で非能率的な役所の仕事振りを非難していう言葉」
つまり、自分たちの仕事のリズムで作業をこなすという印象が強く残ります
この仕事のやり方はお客さま視点をまったく感じません。
この逆のやり方が「お客さま視点」といえるのです。
仕事は誰のためにやるか??
この原点こそが顧客視点といえるのです。
仕事は「次の人の為にやること」と教わったことがあります。
例えば事務手続きをするとします。
その仕事を引き継ぐ人が必ずいるわけです。
またその仕事で恩恵を受ける人がいます。
その方々のために仕事は存在するのです。
自分のために仕事をしている!
それも間違った見方ではありませんが、仕事の本質ではありません。
仕事をしたことでいただける報酬!
これによって私たちは生活をすることが出来ます。
その意味からすれば確かに「自分のために仕事をする」ということも当てはまるかも知れません。
しかし、もう一度考えましょう。
その仕事を通じて恩恵を受ける人がいるからこそ仕事が存在しているのです。
1人で仕事は成り立ちません。
だからこそ次の人のためになる仕事をする。
お役人さんもこのことを知っていれば、「お役所仕事」の意味合いももっと良い意味になって来るはずです。