自分は人からよく「遊び方が上手いですね」と言われます。



自分では意識していませんが、せっかくの時間を楽しむことに一生懸命だからでしょうか。


その一つに釣りがあります。


釣りは一言で表されるものではありません。


釣りの奥行きの深さは取り組んだものにしかわかりません。


魚種にとって釣り方がすべて異なり、そのための専用の道具が必要になってきます。


私が本格的に出会ったのが「ルアーフィッシング」でした。


対象魚として「ブラックバス」が手始めです。


その魅力にはまったもう一つの理由に早朝の湖の光景があります。


霞ヶ浦の朝もやの中、ボートを走らせてポイントに到着、第一打を!


静寂の中、自分の放ったルアーが水面に届く。


「チャポン・・・」


そして静けさの中ルアーを巻き上げる。


緊張と静寂が入り混じったその時間は、ほんの数秒なのかもしれませんが集中力を養うには充分すぎる価値を見出すことが出来ます。


しかし、敵(魚)もすぐに反応するほど甘くはありません。


テクニックがついてゆかない未熟さがすぐに表われます。


敵との対峙には彼等の行動を知る必要があります。


どの場所が彼等が一番居心地の良い場所かを探るのです。


1時間・2時間と時間が経過するがなかなかヒットしない・・・。


次の瞬間、「ガッツン」というあたり!


一気に緊張が背筋を貫く!


彼等は必至にもがく! 自分も負けてはいられません!格闘が続く!


そして勝負がついた!


私の勝ちだ!


釣り上げた30cm級のブラックバスが私をとりこにしたのは間違いありませんでした。