誰しも好きなことをしているときが一番幸せを感じることは間違いありません。
しかし好きなものの幅と奥行きを考えたことありますか?
私自身のことを話いたしましょう。
自分はどちらかというと「味音痴」といわれている部類です。
家族の話では「お父さんは何を食べても美味しい」という。
それは味が解からないから何でも美味しいと感じるんだよ!!
と馬鹿にされることが多々あるのです。
また、ワインに凝っている人にとって、僕の発言は許しがたい印象があるようです。
どんなに高価な良いワインを出しても、単に「美味しい」という感想で全てが済まされてしまうことに虚しさを感じるようです。
もっと、いろいろな感想を求めたいらしいのですが、私にとって価格の差やブランドがあまり解からない僕にとって高価な素晴らしいワインの価値観が理解できていない。
つまり、せっかく良いワインを飲ませているのに「もったいない!」という印象が付きまとうらしい。
でも、僕から言わせれば、僕の舌の感覚は「好きな幅が広いのではないか?」と思えるのです。
好きな幅の狭い方は、深化してゆき真理を追究し始めます。
私のような味音痴は、嫌いなものが少ない分、好きな幅が広いといえませんか??
ちょっと屁理屈かもしれませんが、自分としてはスキの幅が広い!と理解することで人よりも好きな範囲が広い!と勝手に思い込んでいるのです。
だから、私はどんなものも好きといえるものがたくさんあります。
その分人よりも恵まれている。
そう考えるようになると、自分の食生活は豊なのだと気付くのです。
考え方ひとつで人生楽しくなるものですね。