誰でも病気にはなりたくないものです。

しかし図らずも病に悩まされることは誰でもあるはずです。

高熱を出してうなっているとき優しい言葉の一つでも掛けてくれるだけでホットするものでしょう。

先日、私の友人で仙台で大きな店舗内装工事をされている会社の会長さんが亡くなられました。

震災という大きな衝撃によって、彼の体には変化が生まれてきたのです。

「病は気から」ということ言葉があるように、大きな衝撃を受けると、体調の変化をきたすことはよくあります。

ストレスという言葉では片付けられない、繊細なものなのでしょう。

彼の場合、とても責任感の強い方でした。


その責任から震災で被災された方々への救援や親身になって取り組む姿勢に多くの方々がすくわれたことでしょう。

しかし、彼のその責任感の強さが、彼の体力を奪いいつの間に蝕み始めてしまったのです。

もっと早く気付いていれば、早期発見で間に合ったのかもしれません。


人間は責任感が強ければ強いほど、自分の体力の限界を超えて、責任を果たそうとしてしまいます。

その結果、大病になってしまい取り返しのつかない状況にまで追い込まれることもあるのです。


私の妻も同様でした。

粘り強く、人のために尽くす彼女はついやりすぎる傾向がありました。

結果、病魔が蝕んでいることも気付くことなく、気付いたときには間に合わない!

体調が悪いときに「大丈夫!」という言葉は禁句のように思えます。

いち早く自らの体調の変化に気付き、早めに検査を受けることで、予防になることはたくさんあるはずです。


私たちは不死身ではありません。

だからこそ我慢をしすぎて体調の変化に気付かないフリをしてはいけないということなんです。

自分の体は自分で守る!

そのために、時には慎重になりすぎることも大切なのです。

ちょっとした風邪だと思っていたことが予兆だということもあるはず。

決して甘く考えないことでもあるのです。


医師に相談をしやすい環境が少しづつですが整い始めました。

自己診断で見逃すのではなく、慎重を期することこそ大切なのかもしれません。