明日から5日間、タイバンコクに行ってまいります。

バンコクには何度も訪れていて、好きな国のひとつです。


昔、すごい経験をしました。

今から20年ほど前の話になります。

美容業界のアジア大会が、フィリピンのマニラで開催されることになりました。

私は日本代表団として大会運営の役割を担うことになり、4名で旅立ちました。

1991年6月

季節はずれの台風に襲われ、予定の便は欠航、当日にマニラ入りしなくては大会に間に合わないません。

急遽、マニラ行きの便を探し、エジプト航空が経由地としてマニラに飛んでくれることが判りませんでした。

フライト時間は4時過ぎだった記憶しています。

無事この飛行機は飛びたち、一路マニラに向かいました。

しかしこんなときはいろいろなことがあるものです。マニラ到着1時間ほど前に機内アナウンスが流れました。

ピナツボ火山が爆発、マニラ空港は火山灰が降り注ぎ到着できなくなりました。当機はバンコクに向けて進路を変更いたします。と


機内でのんびりと過ごしていた我々は仰天、4人でどうする?と話し合い、この便はエジプトまで行く、この機会にエジプトまで行こう!と私が提案、残りの3名は「それは無理」とりあえずバンコクに行って、マニラに向かう便を探そう。ということとなり、バンコクで降りました。

しかし、問題はこれからです。私たちのスーツケースが出てこないのです。

なんと飛行機から荷物を降ろさずエジプトに向かってしまったのです。

つまり、私たちは荷物もない!行き先とはまったく異なった土地に降ろされてしまったのです。

私のいい加減さがココからが本領発揮!

まずはマニラに連絡をとると「来なくて良かった」と言われました。

なんと町中に火山灰が降り注ぎ、雨になってドロドロの道はとても車が動ける状況ではないと。

そこで諦め、バンコクをいかに楽しく過ごすかを考える事にしました。

まずは衣類の調達から始まってバックから靴まで揃え、ゴルフ支度もして臨戦態勢、切り替えの早い私は帰りの便を予約、それまでの時間を有意義にすごることに切り替えました。

後日談ですが、一緒に行った仲間たちは、あの時エジプトまで行っておけばよかった!と

旅にはいろいろなアクシデントがつきものです。最善を尽くしても避けられないこともあるでしょう。そのときこそポジティブに考えるだけで思い出深い旅にすることが出来ます。

私の旅にはいつもそれなりのエピソードがあるのです。

明日からしばらくはブログのアップは出来ませんが帰国してから旅のエピソードを語ってみたいと思います。


行ってまいります。