ある酒席を兼ねている会合で、酒席費用の負担で諍いが生じました。
「会の運営方針について集まっているので、費用は会として負担すべきだ!」
「また、どんなことがあろうとも自分たちの飲み食いを会に負担させるのはもってのほか!」
このような意見が飛び交いました。
「親しき仲にも礼儀あり」
もともとは親しい仲でも礼儀を忘れてはならないという意味をもっています。またいくら親しくとも礼節のないつきあいは不和の元であるという忠告もこめられています。
親しくなると今まで許せていたことが許せなくなるという気持ちも生まれてきます。せっかく通じ合った心も些細なことで決裂してしまう残念なできごとでした。
今回は友人関係での出来事でしたがそれは会社の同僚であろうと家族であろうと変わりはありません。
家族を信頼しいろいろな話をもちかけます。時には意見の相違や価値観も違う場合もあるでしょう。その際にはその関係に甘え遠慮なく自分の考えを押し付けようとすると家族の猛反発を食うこともあります。
家族のために良いと思ってしたことが、言葉足らずであったり家族の意向をきくこともなく実施したことが信頼関係を損なう結果になってしまうこともあるのです。一番大切であるはずの家族とそんな関係になってしまうほど悲しいことはありませんよね。
「親しき仲にも礼儀あり」
実に的を得た言葉です。親しき仲だからこそ礼儀を重んじ、相手を思いやること(つまり愛)が大切なのです。
昨日の消費税改正にかかわる衆議院の採決で、民主党の内の意見の相違が明白になりました。
意見の相違はあっても致し方ないとは思いますが、袂を分かち合うという選択は本当に必要だったのだろうか?
意見の相違、埋める努力をすることこそ愛の力ではないでしょうか!
まだまだ解かり得ない事たくさんあります。
また後日考えてゆきましょう。