311の大震災後、津波に家族をさらわれたり、住んでいる家屋を流されたりして、今でも避難所暮らしをされている方々がたくさんいます。


その方々の共通の悩みは「今まで通りの土地に帰りたい・・・」


しかし、津波の被害の大きさを目の当たりにし二度と同じ思いをしたくない!という葛藤も続いてるのでしょう。


確かに経済的側面もあるでしょう


今までの住宅や事業に掛けていたローンの返済もされないまま、新しいローンを組むことには慎重にならざるを得ません。

つまり二重ローンの解消です


今年の2月に被災された事業者の為の新しい支援組織が動き始めました


「東日本大震災事業者再生支援機構」なる組織です。


震災前に事業資金を調達したが、現状では返済もできない事業者がたくさんいます。


そのために今までの債務を一括買い上げ、新しい事業資金の貸付を行って、地域の再生に取り組む仕事でもあるのです。


この仕事の社長に私たちの仲間でもある「池田憲人」さんが就任、再生の神様とも言われる氏の双肩に被災地の方々の思いがのしかかっているのです。


まずは地域の核となる事業から手を付けているようで、町つくりの核となる病院や学校・公共施設等の問題に取り掛かっているようです。


また民間の事業者の再生が本格化されてくれば、復興ののろしも上がってくるはず。


あれから1年半を迎えようとしているのです。


なかなか進まない復興への道筋に、住民の不安も広がっているはずです。


被災者一人ひとりが自立できる社会を取り戻してこそ復興といえるのでしょう。


そして生まれ育った郷土で被災者が元気を取り戻せてこそ郷土愛ともいえるのだと思います。


震災直後は、生きていただけでよかった!といえたはずです。


しかし時間が経過してきて、生活をよりよくしたいと願うのは当然でしょう。


以前の暮らしを取り戻したい!


そう願っている被災者の為に、全力で取り組んでいる方々がいることを知っていただきたいと思いました。


地域を愛する!ということは、そのために努力をされている方々がたくさんいるのです。


そうした人々と一体となって一日も早い復興を祈っています。


そして自分は何も出来ていない歯がゆさを感じています。


若者たちが支援活動にまい進していることに少しでも支援できればと思っています