今話題の著書を紹介いたします。
「コレキヨの恋文」 三橋貴明 著 小学館
弱冠34歳で総理になった女性が、日本経済の問題点を高橋是清に学びながら成長をしてゆくフィクションである。
第一次世界大戦で、日本経済は飛躍的に成長をし、世界でも有数の経済成長を果たした。
しかし、その後、世界経済は混乱をきたし、ついには日本もデフレを向かえ、縮小経済へを突き進む。
その結果、軍部との軋轢が生じ、軍部の暴走を許す結果を招く。
第二次世界大戦は経済の混迷から発端していることを考えると、今の日本経済の状況は、当時の経済の混迷と酷似しており、
その時代を乗り越えた当時の経済通「高橋是清」から学ぶ。
彼が226事件でこの世を去ってから、日本が突き進んだ道は国家破綻への道を突き進んでいることになる。
さくら子総理が、デフレ経済の脱却には、国民が懸命に働かなくてはならない!と強く訴える。
援助や支援からは生産性を生み出すことは出来ない。
そして「GDP」こそが国の繁栄のバロメータであると。
民主党政権下の事業仕分けで「一番になる理由なんですか?」と疑問を呈して大臣がいた。
国が富まなくて、国民が豊になることは出来ない。
デフレ脱却の条件として、増税はありえない。
まずは市場に資金供給を増やし、設備投資や消費の拡大につながる施策をしなくては、経済規模は大きくならない。
余りにも節約を是とすることを広めようとするメディアのお仕着せは、経済の成長に歯止めをかけることになる。
スカイツリーが開業し、世界一の電波等の完成は国民に勇気を与えることになった。
同じように世界と伍して戦える力を有するには、国が世界NO1になる意気込みをもつ必要がある。
だからこそ国民が懸命に仕事をする。
今の韓国は、国を挙げて世界一の企業を育てるべくトップ外交を転換する。
そして国民一人ひとりの収入増こそが、GDPを押し上げることになる。
一生懸命に働き、その分消費拡大をすることが、デフレ脱却への近道であると!
国家の存亡は国民生活を豊にして経済を活性化させることにある。
今の日本にさくら子総理の誕生を期待する。