先日、私が参加している異業種交流会で神渡良平さんに講演を依頼いたしました。
先生とは長いお付き合いになります。
私自身の人生の転換点とも言うべきときに出会っている方です。
師の人生は脳梗塞という悲劇から始まった。
30代後半から40代という、人生で一番アグレッシブに活動できるこの時期に、彼は脳梗塞を患い、生死の境を彷徨いました。
そして気付いたときには半身不随になってしまったのです。
この痛手が、彼の人生観を一気に変えたそうです。
「なぜ自分がこんな思いをしなくてはならないのか!」
この疑問を打ち消してくれたのが「安岡正篤」との出会いだと聞きました。
今起きたことは全て自分のためであり、
どんなに大変な苦難を受けたとしても、それは神が与えた試練だと!
彼は思い直したそうです。
この試練を乗り越えたとき自分自身に新しい人生が開けてくるかもしれない。と
そしてリハビリに専念し、執筆活動が出来るまで回復しました。
師と感じた安岡正篤の生き方を書き上げ、
それが話題になり、彼への執筆依頼も増え、人生の転換点を迎えました。
人間は不思議な力を備えていると思います。
どんなに苦境に立とうとも、それを乗り越える新たな力が湧き上がってくるのです。
それこそが、今まで人間社会が成し得てきた歴史でもあります。
不可能を可能にする力を私たちは備えています。
諦めたときに不可能になり、諦めず挑み続けることで可能を生み出す事ができます。
どんなに苦しかろうと、やり続ける事こそが全ての解決の糸口となります。
不屈の精神とは師がまさしく実践した経過です。
ぜひ神渡良平さんのご著書を読んでみて下さい。
人生の参考になると思います。