「ホテル・エベレスト・ビュー」
http://www.himalaya-kanko.co.jp/hev/hev.htm
なんとこのホテルの高度は3880mです。
エベレストを中心に、前にローツェ
右側にアブラブダム タムセルク ナムチェ
左には 聖なる山クンビラ
なんと言う景観でしょう!
このホテルを建てたのが「宮原巍氏」です。
この人物と出会い、話しをしている中でそのすごさを痛切いたします。
人間、やろうと思えば何でも出来るのです。
それを実証をした1人でもあります。
ぜひ、彼の著書「エベレストの灯火」を読んでみてください。
なぜ、この場所にホテル建設をしたのか?
日本人として彼の行動力は、地域の方々の文化・習慣を考え、細心の注意を払って、実現させたことにその意義があったのです。
三浦雄一郎・宮原巍という巨人に出会えた旅でした。
旅で感じることは、自然や景色を見ることも重要ですが、それを築いてきた人たちの功績を知ることで新しい出会いも生まれてきます。
自分の内面的な充実を図る旅こそが、旅の魅力を高めてくれるのです。
写真から見る現実と、内面から感じ取る感性があってこそ、旅を充実したものにすることが出来ます。
そんなヒマラヤに出会えたこの1週間は、高山病との闘いでもありましたが、人生のあるべき姿を見せていただいた気もしています。
アルピニストたちの中で三浦雄一郎氏の高名は余りにも響いていて、誰彼と無く声をかけてきます。
一緒にいることに誇りすら感じました。
ひとつの世界を極めるということは、単なる自らの冒険心を満足させるだけでなく、地域社会、文化との融合が出来てこそ一流と言われる存在になるのでしょう。
まだまだ足元にも及びません。
やるべきことは、山積みです。
