横田と一緒に仕事をするようになり、視野の広さを改めて感じる事ができました。
一般企業のマーケティング部長を経験した彼のマーケティングの考え方はメジャー思考で、
「マスマーケティング」がその原点にありました。
私が考えるマーケティング手法は、「one to oneマーケティング」でした。
この仕事で大切な事は、1:1のコミュニケーションが基本となります。
その意味でパーソナルマーケティングがUNIXには適切な情報コミュニケーションと考えていたため、
当初は彼も戸惑いもあり、いくつか意見の食い違いありました。
しかし、意見の食い違いがあるからこそ組織として強くなるのです。
いろいろな意見が飛び交うということは、それだけ能力が高いという事だと考える事ができます。
我々、現場で育った人間がマネージメントを行うということは、時には偏った見方をする場合もあります。
その点、彼の柔軟性のある考え方に救われたことがたくさんありました。
UNIXは外部から招聘した人材も多数います。
それこそが美生活提案産業としてUNIXらしい組織になることもできるのです。
マーケティング部門と営業部門の融合こそが、本体あるべき姿かもしれません。
この情報交換こそが会社を成長させ拡大させてくれるのです。
マーケティングを学ぶ機会を得たのも収穫でした。
その後、シアトルでジーン・ウォレス社のマイケル・コー氏と出会い、マーケティングの重要さを改めて知ることになりました。
この美容業界はどちらかというと職人気質を備えた産業です。
このような産業構造に新しい事業感覚を用いるためには、彼のようなマーケティングのプロフェッショナルが大切なのです。
UNIXが大きく変わるきっかけを作ってくれたことが今の組織になってきたといっても良いでしょう。