皆様、大変ご無沙汰してしまいました。


12月22日に私の妻が逝去してしまい、葬儀等いろいろと忙しい日々送っていたために、ブログのアップが遅れてしまい申し訳ありませんでした。


本日から少しづつ再開をいたします。


私は結婚をして40年の歳月が流れました。


その間を振り返ると、彼女から与えていただいたことの大きさにはとてもお返しできることは出来ませんでした。


この内容等についてはまた後日記載いたします。


彼女が患った病は膵臓ガン、最近顕著に増えてきたガンでもあり、先般亡くなったスティーブ・ジョブスも同じ病でした。


この部位のガンは発見が遅くなるのが通例で見つかったときには、時すでに遅しということが余りにも多く、膵臓ガンといわれただけで、死の宣告を受けたと思うほどでもある。


ところが、昨日、ある友人から電話があった。妻へのお悔やみをいただく中で、彼も妻とまったく同じ時期に同じ部位の発病した同期でもありました。


彼は重粒子医療を受けることができ、一命を取り留めることが出来ました。

妻は、残念ながら、この治療を受けるに至りませんでした。それは膵臓の近くにある胃に浸潤をしていたことがその要因でした。


このに僅かの差がありました。この僅かの差がその後の生死を決める結果を招くことになるとそのときは強く感じませんでした。

まだいろいろな方法があると思っていたのです。


しかし


「微差が大差を生む」


この言葉の重みを強く受け止める出来事でした。


病と立ち向かうときには、毅然として方針をもって、医師と戦う勇気を奮い立たせ、始めのアクションを起こすことです。


第一アクションがとても重要なのです。


しかしながら事前にそのような情報を得ることはなかなか出来ません。


決断を下すのは本人が生きる!という強気希望と信念をもち続けることです。


それこそが病に打ち勝つ、第一条件だと感じています。


人間は決して強い存在ではありません。


病にうち勝つには、医師と患者のコミュニケーションがもっとも大切で、治療方針にゆるぎない信念をもつことでもあります。


残念ながら、妻の病について、私たちの選択を決してベストだったとは思えません。


しかし、出来るだけの治療を施した結果、残念にも打ち勝つことが出来ませんでした。


この経験を、活かせることで、生命力をもっと強くできる人がいることが社会にお役に立てることだと思っています。