UNIXには、20年以上に渡って書き綴ってきた社内コミュニケーションツールがあります。
その名は「Everyday Report」です
毎日の業績とともに各店舗の担当者がその日の出来事や営業状況を全店が共有化されるような仕組みとして始めた物です。
私がはじめたのが1990年初頭でした。
またパソコンが誰でも所有しているツールではなかったため、自分自身もワープロを学ぶための一環として自らが考えていることのレポートとしてはじめました。
日々を書き綴るのは、今ではブログやfacebook等で当たり前の事ですが、当時は日記とか営業報告といったツールでコミュニケーションをとっていたのです。
当初は私からの一方的レポートが中心でした。 数年、報告してゆく中で、スタッフから次第に反応があるようになりました。
従業員とのコミュニケーションで大切なことは意志の疎通です。
従業員が少数の場合は、直接コミュニケーションをとることは容易いのですが、少しづつ増えてきると自分自身の身はひとつ、やれる範囲が決められてきてしまいます。
私たちの仕事は、お客様とのコミュニケーションがもっとも重要ですが、社員と経営者とのコミュニケーションもサロンが生き生きとした職場とするためには大切な要素になってくるのです。
このような環境を作るためにも、日々の会話は重要な意思疎通になります。
だからこそ、たくさんの従業員と直接話をすることが不可能になった場合、仕組みとして組織的に動くことが社員との交流を保つ必要があるのです。
初めはこのようなことを意識してレポートを書き始めたわけではありませんでした。
動機は時には不純なものですが、その結果、よい反応が生まれてきたときに方針が決まってくるようなこともあるのです。
私の動機は「ワープロを使いこなしたい!」という動機から始まったのです。
それが次第に自分の考えを伝えるツールとして利用し始め、それに反応してくれた社員とのコミュニケーションツールに育ってきたのです。
そして継続することに大きな意味があるのです。
20数年間にわたって継続し、それも365日一日も休むことなく続けてこられたことは、社員の反応に応えることに、自分自身のやりがいを感じているからこそ続けることが出来たのです。
誰かに認められる!
それが社員であろうとも、自分がやり続けてことを評価してくれるからこそ、ここまで継続してこられたと感謝しています。
人間は誰でも同じだと思いますが、誰かに評価をしていただけると、今以上に力を発揮できるものです。
UNIX最大のコミュニケーションツール「Everyday Report」は全社員がUNIXイズムを理解する最も大切な情報になっているのです。