そんな中での、マネージメントゲームの取り組みですから、始めは戸惑いを見せるものもたくさんいました。


当時の社員数は30名程度ですが、技術者として一流であってもマネージメントにはまったく興味を持たない社員がほとんどでした。


当然ゲームを始めても真剣さがみえず、流れに乗れない人も多数いました。一期目のルールの付いてこられない者、決算の意味がまったくわからず、ルール通りに進まない者。

それは戸惑いの連続でした。そして二日目には体調不良の理由で、欠席者もでる始末、それでもこの二日間に実施したこの研修を通して、何人かの社員が目覚め始めてきたのは事実です。


 初めての経験ではあるが、経営の面白さ、利益を上げることの大切さ、そして売るということは市場経済に則っている。これらのことが身をもって体験ができたことで、目覚めた社員がいたことが、会社を新しいステージの引き上げるきっかけとなったのです。


その後、会社の共通用語として売上(PQ)客数(Q)単価(P)売上原価(vPQ )売上総利益(mPQ)利益(G)損益分岐点(fm比率)という言葉が会社の共通語になってきたのです。