人間は苦しい状況になればなるほど、知恵が生まれてくるものです。その知恵こそが、いつの間に実力として身についてくる。この事実を、身をもって体験したのが採用の難しさでもあった。


 実際、現在会社の中心的役割を担っている社員には、これ以降に採用した高卒組みが会社の中心的人材として活躍していることでもわかるはずです。

彼らと共に成長し、彼らが成長することが会社を飛躍させてきた。逆境こそが自分を成長させてくれる原動力になってくるのです。

また、学校訪問をしてゆく中で、社会のこの業界に対する認知度の低さを改めて目にいたしました。


「徒弟制度!」

「みて覚えろ!」

「家業!」

「独立しないと食えない!」


等々、この業界の問題点が浮き彫りになってきました。


 この大きな課題に挑む事が、私に課せられた使命だと感じてきたのです。その使命を果たすにも自分の会社を社会に認知していただける会社にしなくてはならない!と強く感じ始めていました。