パリで見た仕事への興味は、今のsalon&spa」の走りを見てきたのです。単なる床屋さんから脱却して新しい時代を切り開くのは自分でもある!という自負心が芽生えたのもこの旅が大きなきっかけでもあったのです。

歴史と文化を大切にしたローマも同様でした。この町は喜びをたくさんいただけて、明るさこそ人生の喜び!という考え方が全ての人々から感じる事ができました。


そんな2週間の旅が私にとって転換点となったのは、実にタイミングよい時期でもあった。


講習活動に行くと「先生」と呼ばれ、帰って来てサロンで仕事をすると「とこやのアンちゃん」 つまり、社会から見ると業界の先生も地元では「床屋」「パーマ屋」の通称で呼ばれ、時には見下した職業のように地域の方々は自分の仕事を見ていたように感じていたのです。


 このギャップをなんとしても埋めなくてはこの仕事の未来は無い!と自覚していた当時でもあり、このロンドン・パリ・ローマの旅をきっかけにカット&パーマという新しい時代を切り開くチャンスが巡ってきたのです。