当時、美容師の神様といわれたビダルサッスーンが発表したヘアースタイルが業界に衝撃を与えておりました。「ファイヤーフライ」「ファイブポイント」は、理美容の融合を示唆した技術として「カット&パーマ」という新しい分野の開拓は革新的でもありました。
その彼の学校に行ったのも刺激的でした。テクニックを見ていると自分達がやっていることのおさらいでもあり、充分に対応できる事も解りました。
問題は女性のスタイルをどう掴み取ることができるかです。あとは感性を磨かなくてはならず、一朝一夕では読み取れるものではありません。しかし自分達がやってきた延長線上に美容の仕事があることは実にタイミングの良い事でもありました。
ロンドンは紳士的な町で男の町の香りがいたしました。そしてパリに行くとまったく異なった香りがするのです。女性の町!といっても良いのです。
このパリでは知人達がとても活躍している姿を目にしました。
コダマ在籍当時のお客様で、指圧の大家、浪越徳次郎先生がおりました。そのお弟子さんが、パリで活躍されていて、当時パリには今のエステサロンが存在しており、彼は指圧を武器にパリジェンヌから絶大なる支持を得ていたのです。
おかげさまで彼の紹介で、エスティティックの真髄と触れる事ができたのです。オイルマッサージから始まって、水圧で余分の贅肉をそぎ取る水圧マッサージや彼の指圧も体験する事もできました。
またパリでは当時一番流行っているサロンを見学、大きな体験でもありました。ファッションの都「パリ」それは刺激的で自らの仕事がとても大きく感じたときでもありました。私たちの仕事には未来がある!そしてもっと進化できるはず。と!