私は全力で3種目に取り組み、全ての競技が修了して、全力を尽くした満足感がありました。そして表彰結果が発表となりました。
しかしこの大会は記念大会としてとても重要な意味合いがあり、上位5名を選出してその5名のスピーチが行われる事となりました。
なんと私は技術部門のトップとしてスピーチに望む事となりました。スピーチに与えられた時間は3分間、この時間で自分の経営姿勢について語ることになりました。
私は、技術部門で全精力を使い果たし、スピーチに関しては余り重視していなかった。また時間観念も余り無く、自分が今までやってきた事を長々としゃべってしまったのです。あとでスタッフから聞いたところ、倍以上の時間を費やしてしまったとのことで、なんと総合チャンピオンを逃してしまったのです。
技術部門のチャンピンではあるものの総合第二位という結果には、その悔しさは今になっても思い返すと悔しい3分間でした。
人の前で話すことが苦手だった自分にとってこのスピーチコンテストは、実に多くの事を学ぶ結果をいただきました。
それは、技術も大切ですが言葉を通じて自分の考えを相手に伝える事の難しさでもあります。自信と無念が相俟った、実に複雑な自分にとっての最後の技術へのチャレンジでした。
この大会を最後に技術に対する満足感は達成できマネージメントに関しての興味が大きく湧いてきたのです。