児玉家の素晴らしい事は、兄弟親子のつながりがとても強く、時には長女や次女の嫁ぎ先に手伝いに言った事もありました。児玉一家の強い絆は私達にとっても家族の一員として接していただけた事が、私が大家族主義を取り入れた事業経営を実践することにつながってきているのです。


 確かに家族経営の問題はありましたが、人と人とのふれあいが実にフランクな結びつきを持っていて考えられないくらい、従業員と経営者家族という絆を与えてくれたことは心から感謝をしています。

だからこそコダマOB会なる組織が存在し、それが今でも続いているのですから不思議な組織だったことが伺えます。経営者家族と従業員と枠組みを超えた実に面白い組織であったと思います。


現代の組織つくりの一助になるかもしれません。また組織全体のショックアブソーバーとしての役割を担っているのが、児玉ママでした、大お母さんの百代さんの存在も欠かすことができません。当時、私の周りには記憶に残るすばらしい存在だった方々がたくさんおられたことは間違いありません。