3年の春の大会では準決勝まで進みベスト4まで進みましたが関東大会出場までには届く事ができなかった。
そしていよいよ最後の夏を迎えることとなりました。
我がチームのエースは古澤君、彼の左腕からの落ちるボールには定評があり又ボールも重く、相手打撃陣は打つ崩す事ができません。一試合ごとにその力を増してきて準々決勝まで順調に来ました。
監督もそろそろ私にも出場機会を上げようと考えたのでしょう。夏の大会初の打席に立つことになりました。走者は二塁、何球目だか定かではありませんが、振りぬいた打球はレフトフェンスを直撃して二塁打となりました。チーム一足の遅い私でも無事に二塁まで進塁できたのですから、いい当たりだったのでしょう。
そして、その試合は快勝!準決勝は山崎選手(ロッテから西武をへて2000本安打を記録)を擁して勝ちあがってきた上尾高校をも制して決勝戦への駒を進めたのです。
決勝戦の相手は兄弟校でもある大宮高校でした。
一進一退の戦況の中で、残念ながら一歩及ばず6-3で決勝戦を制する事ができませんでした。この年は県大会優勝校が自動的に甲子園出場をできたのですからあと一歩のところで取り逃がした大魚は間違いなく甲子園切符でした。