ブログ再開いたします。
中学時代にあこがれた恋は夏に訪れてきました。教育実習で2週間私のクラスの担任をしてくれた女子大生でした。今度は一気に女子大生に恋をしてしまったのです。なんとマセテいることか? 恋というより憧れのようなものだったのでしょう。
当時剣道部に所属し竹刀を振り回していました。毎日毎日同じ稽古の繰り返しチャンバラをしたいと思って入った剣道部ですが、基礎練習だけでは面白くありません。そんなとき彼女が学校にやってきたのです。
授業に花が咲きました。彼女はとても元気がよく、クラスの子供達とよく遊んでくれました。時には彼女の実家まで足を運び、泊めてもらったことも有りました。そんな彼女の懐の広さに姉が出来たような想いになったのは自然かもしれません。わずか2週間の授業でしたが最も記憶に残る授業を受けたと思います。彼女が自分の知っている限りの知識と情熱を傾けて授業に取り組んでくれたことで、勉強の楽しさを知るきっかけにもなりました。それはどんなに知識が豊富でも情熱のない人には人は付いてこない。そんな印象強く感じた人でもありました。彼女の存在なくして自分の勉強は間違いなく考えられませんでした。その後の阿佐ヶ谷中学の1年間は結構勉強をした時間でもありました。
特に担任の先生から得た影響は大きかったようです。当時、日教組はとても強い活動をしていました。教員の社会的責任を果たすために教員のストライキが行われていました。担任の先生は、私達に対して「自分たちはストライキを行う。それは君達の将来を豊かにする為に必要なことです。だからその間、授業は出来ないが、もっと良い教育制度にする為に自分たちは頑張るから君たちも我慢してくれ」と言ったことを今でも鮮明に覚えています。それは私が社会と触れ合った始めての経験かもしれません。先生は僕達の為に戦っているんだ!と、純粋だった自分たちは勇気をもらったように思いました。そしてその動きは徐々に大きくなり、学生運動が激化する時代への向うようになってくるのです。
そんな阿佐中時代もすぐに変わろうとしていたのです。