遊びはメンコに限ったわけではありません。ビーダマもなかなかのものでメンコ・ビーダマ・ベーゴマの3大タイトルを取れば三冠王でしたが、私は二冠までは達成し、他の種目として、こま・竹馬等でもなかなかの実力を発揮しておりました。
つまり子供のときは遊びに長けていることがガキ大将の証でもあり、今日の遊びを決定する権利を持つことを許されていた。
今の子供たちはどちらかというと自宅で過ごす時間が多く、友達どうしで駈けずり回ったり、コミュニケーション取ることが容易にできた時代と大きな違いが有り、現代の子供たちは気の毒なように思います。
どちらかと言うと今の私は遊び方がとても上手いと思います。趣味といえるものがたくさんあり、その趣味を通してたくさんの友人が出来ました。それもこれも子供の時に培った遊びの天才とも言える自分だからこそ遊び方を知っているのだと思います。仕事と遊びのメリハリの付け方、ガキ大将としてのリーダーシップの取り方等々、今になって考えれば子供の頃育った環境がいかに大切か!また当時の遊びは一人で遊ぶものありませんでした。常に仲間が存在し人とのコミュニケーション中から遊びが生まれてきます。だから人付き合いで困ることは今でも余りありません。それは遊びを通して人間関係を結べるように当時は成り立っていた。テレビが中心でない世の中だからこそ出来たことでもあります。
私のガキ大将としての傷は今でもたくさん残っています。前出の突き指での第一関節からの先の太さをはじめ、眉間には名誉の負傷の跡もあります。