エジプトの大河と言えばナイル河です。ナイルクルーズは4日間掛けて下るのですが、アブシンベル神殿を皮切り幾つもの遺跡を巡るのですが、あまりの暑さ(40℃を超える)に一日はゆっくりしたいと考え、私一人だけジャンクを借りて釣りにいそしんだ事がありました。
アマゾンと違って川幅は思ったほど広くはなく対岸は見えます。水はとってもきれいですが、川底には藻がたくさん生い茂っていて、水が緑色に見えるのです。
猟師達が網を使って漁をしているのを拝見したので、間違いなく魚は住んでいるのです。
ジャンクとは帆を張った小船で、少年が船頭をしてくれています。
当時、私の釣りはルアーフィッシングをしていて、いろいろなルアーを試しましたがまったくあたりがありません。
ルアーが合っていないのか?ルアーのような魚がいないのか?少年では判りません。少年からすればルアーで釣りをする人を始めてみたらしく、不思議な雰囲気ではじめは見ていました。何度もキャストを繰り返すのですが、それらしい兆候すれ見えない。
そこで見かねた少年がルアーでは釣れない!とのことで餌を買ってきてくれる事になりました。
それは鶏肉でした。
鶏肉を針に掛けて大物狙いをしたのですが残念ながら、魚に出会う事はできませんでした。
情報がまったく無いままでの釣行には少し無理があったのでしょうが、それなりにくつろいだ時間を過ごす事ができました。
ナイル河は、古代エジプトンには良く氾濫をした川だと伺いました。上流の土砂を運んでくるおかげで農作物が良く実り、人々の暮らしを支え、文明が発達したと聞きました。
人間は古代から自然から受けた恩恵の中で暮らしていたのです。
子供のころ世界史で習った中に、世界の3大文明のエジプト・メソポタニア・黄河とすぺてが川によってもたらされた恩恵を受けて文明が発達してきました。
大河には単なる交通手段だけでなく、肥沃な土地にする効果も秘めているのです。洪水をもたらす事で人的被害も大きく報じられていますが、本来は自然から受ける恩恵こそ私たちの暮らしを豊かにしてくれる原点でもあるのです。
大河を巡る事でいろいろな事を学んでくるものです。
次回はニュージーランドのマス釣りの報告をいたします。