アマゾンでの数日間はとても夢のような世界でもありました。
私たちのグループは15名ほどでした。アマゾンクルーズの始まりは、流域最大の都市マナウスから始まりました。
船は貸切、部屋が7部屋ほどあり、泊まれる人数が限られています。はみ出した半分ほどはジャングルのホテルに宿泊、私は船のベットで休む事となりました。翌朝ホテル組みと再開をし、ホテル組みは大騒ぎだった事を告げられました。
それはホテルの部屋の窓を開けたとたん、サルが侵入、カバンや持ち物などを持っていってしまう。とのことでした。サルと大格闘の末に、やっと追い出せた話などには腹を抱えて笑ってしまいました。
そしてアマゾンクルーズも佳境に入り、小さな船に乗り換え、枝流の川に入り、釣りを始めました。
現地の釣りですからタコ糸ぐらいの太さのラインに針を直接結びつけ、鶏肉を餌にした簡素なものでした。それはメンバーが船が走行する状況でトローリングの状況で流すのですが、なかなか当たりはきません。
友人の持っているラインが突然、何かに引っかかったようになり、船頭さんが離せ!と叫びました。
なんとそのラインには巨大魚が掛かっていて、その重さは中途半端ではありません。手にはタオルを巻いていま一度ラインを掴み、手繰り寄せる。
しかしその強さに応えきれず、一向にラインを引き上げるまでには至りません。
そこで船頭さんが急遽応援、何とか取り組みに成功!その大きさは80cmを超える巨大なまずでもありました。
アマゾンには恐ろしいほどの魚が住んでいて、ピラニアは良く釣れます。鋭い歯で姿形からは想像もできない獰猛さをもっています。
そんなこんなをしているうちに夜になりました。
今度はワニ獲りに行くことになりました。
夜間のアマゾンは月明かり以外、見えるものは有りません。
そんな闇夜であるからこそワニ獲りに適しているのです。当然、ワニの行動も少しおとなしくなっていると共に、ライトで照らすと、目にライトの光に反射し、その光を目当てに輪投げをするのです。
猟師達のその手つきは実に見事で、百発百中で大小数匹のワニを確保、凄いものを見せていただきました。
そして翌朝にはそのワニは私達の腹に納まってしまったのですから、人間はもっと獰猛ですね。
そんな経験が講じて世界各地を釣りをする事になりました。
次なる話題は、エジプトナイル川について語りましょう