一昨日、とてもすばらしい方と出会いました。

といってもプライベートでは何度かお会いしているのですが、改めてお話を伺うことで人となりも解り、すばらしさを痛感しております。


池田憲人さん「前足利銀行頭取」です。


久しぶりにカリスマバンカーの風貌とリーダーシップを見ることが出来たことは、とてもすばらしい時間でした。


彼の出身は横浜銀行で、CFO・CPOにまで成られました。そして足利銀行再生が彼に託されました。


その手腕は、私達経営者にとってもとても為になる話でありました。


私達、中小企業経営者の銀行への印象は、「天気の良い日に傘を貸してくれ、雨が降ると傘を引き上げてしまう!」というもので、それこそが銀行というイメージを持っていました。


しかし、彼の言葉にはそんな印象を覆してくれる心くばりがあるバンカーでした。


① 銀行マンは顧客を見て仕事をするべし!

② 危機的状況になるからこそ銀行を必要としている。

③ 企業のためになる助言を含めて資金は血液である。

④ 危機的状況だからこそ経営者の本音を見ることが出来る。

⑤ 経営者同士の信頼関係こそバンカーとしての役割である。


私達中小企業は、常にいろいろな経営課題を抱えています。

時には資金調達に苦労する事もあります。

しかし本音で語り合える銀行は意外と少ないものです。

でも本音で語り合えなくては、銀行も企業を信用してくれません。

必要なことは、企業と銀行の信頼関係をいかに築くことができるかです。


それには、まずは、銀行のトップと本音で語り合える環境を整える事ができるか?です。

この関係を築いてくれる銀行こそ、メインバンクとしての役割なのでしょう。

企業は銀行なくして成長をすることができない!


今の時代少なくなってきたバンカーに出会ってとても充実した時間でした。