ボッチャの歴史

ボッチャ(boccia)は、イタリア語でボールのことです。古代ギリシャの玉投げが起源と言われており、現在の競技の原型はイタリアで生まれました。

1984年アイレスベリーパラリンピックで初めて紹介され、1988年ソウルパラリンピックで公式競技に採用されました。

2016年リオパラリンピックでは、日本代表がBC1クラス、BC2クラスの団体戦で銀メダルを獲得、2020東京パラリンピックでは個人戦BC2クラス金メダルとBC3クラスペア戦では銀メダル、団体チーム戦では銅メダル獲得の快挙でした。

 

 

ボッチャ競技のルール

ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに向けて、2つのチームが、赤と青のカラーボールを6球ずつ投げたり転がしたりして、ジャックボールからの距離を競います。自分のボールをジャックボールにぶつけて動かすこともできるので、一発逆転の可能性もあり、最後まで目が離せません。

競技には、男女の区別はありません。個人戦と団体戦(2対2のペア戦、3対3のチーム戦)があります。

 

障がい者スポーツとしてのボッチャ

パラリンピックでは、障がいの程度によって、BC1、BC2、BC3、BC4の4つのクラスに分かれて行われます。BC3クラスでは、ランプという補助具を使って投球します。

日本国内の大会では、OPENクラスとして車椅子座位と立位があります。

 

生涯スポーツとしてのボッチャ

近年では、簡単にできる生涯スポーツとして、高齢者をはじめ、広い年齢層の人々に楽しまれています。