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ユニバース・クエスト
Universe Quest 代表 神田みゆきです
ワンネス2022年5月号
に投稿した記事を紹介します。
SDGsを知っていますか?㉗
~ 特定外来生物って何だろう? ~
NPO法人SDGs Association熊本代表理事
SDGs教育コーディネーター協会 代表
Universe Quest代表
神田みゆきです
↑【環境省のホームページより】
みなさんは、オオキンケイギクをご存じですか?
オオキンケイギク(大金鶏菊、学名:Coreopsis lanceolata)は、キク科の植物の一種で、黄色い花を咲かせます。
北アメリカ原産の宿根草で、日本ではドライフラワーに利用されていたそうですが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されているんです。
つまり、「綺麗だから家の庭に植えよう!」という行為はしてはいけないということなんです
もう少しオレンジっぽい花を咲かせる、キバナコスモスによく似ていますが、オオキンケイギクの高さは0.3~0.7m程度。花期は5 - 7月頃です。
今まさに、線路沿いなどで黄色い花を咲かせているのがオオキンケイギクであることが多いです。
日本には1880年代に鑑賞目的で導入されたそうです。
しかし、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れが指摘され、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されました。
日本古来の種類の植物に影響を及ぼすことがあるので、緑化などの目的で野外に外来種を植えることは自然環境保全上あまり好ましいことではないとのこと。
そこで、オオキンケイギクは種子ができる前に花を刈り取るか、根元から引き抜く必要があるそうです。
人間の都合で連れてこられ、根付いたら迷惑と言われてかわいそうにも感じてしまう植物ですが、日本古来の種類の植物を守るという点からも、皆様にも知っていただけたらと思っています。
ワンネス(oneness) 1998年創刊
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