2020年東京六大学野球秋季リーグ戦が始まりました。8月に行われた春季リーグ戦から1ヶ月で新戦力が加わり、どう戦い方が変わっているのかを注目しています。

 春の覇者法政大学と東京大学戦をリモート観戦しました。

 法政大学の先発は、4年生左腕エース鈴木昭汰(常総学院)投手。初回の立ちあがりボールが高めに外れストレートの四球から始まりどうなるかと思いましたが、その後は後続を切り、140〜149クロスファイアーのストレート、125〜133低めのボールになるスライダー、左打者には134〜137インコースへのツーシームも加えて力で抑えていました。

 東京大学の先発は2年生右腕の井澤駿介(札幌南)投手。131〜135ストレート、127〜130カットボール、104〜107のカーブ、スライダー、チェンジアップを駆使しながら、6回を3失点でクオリティースタート。四球やワイルドピッチ、パスボールなどバッテリーエラーを同じ回の中で1回に止める事、前の打席で抑えた配球とは異なった攻め方が工夫をすることができれば、味方に点を取ってもらった次の回での失点を防いで、勝利に導く投球ができるようになりますね。

 東京大学も一塁にランナーがでると、鈴木投手の牽制はもらうものの二塁への盗塁を2回成功させいずれも得点に結びつけ、少ないチャンスをものにしていたと思います。
 強いていうならば、反対方向への打撃の徹底と、チャンス時の積極的な打撃が今後の戦い方でどう変わっていくのか、注目しています。