人間の思考のメカニズムは現代科学をもってしても分かりません
脳生理学や情報技術を駆使しても
検索したデータをまとめて文書化したり
写真を加工して若返らせたり出来る程度です
作文の得意な東大生や化粧の上手い女性の真似を
コンピューターが出来るようになったというだけのことです

私に一つ分かることは
合理的な思考は頭が良いだけでは出来ないということです
数学の問題を解くにしても
すでに解法を知っている者が解いても、それは論理的思考とは言えず
記憶を元にした形式的思考をしているだけなのです
理路整然と筋が通っている発言に思えても
実際は他人の発想を覚えて繰り返しているだけの人が多いのです

どういう人が論理的思考を出来るかと言おうと
まず、その人に勇気があることが必要です
論理は必ず自分の知らない新しい答えを導き出します
知っていることなら、わざわざ考えるまでもないからです
ところが、自分の頭の中だけのことだといっても
勇気のない人は新しい発想が出来ないのです
臆病なため、自分が知っている形式論理から出られないのです
自分の発想の枠組みを突破できません

真に論理的な思考のできる人は勇敢です
自由な精神を持ち独創的です
誤魔化しをしませんから誠実でもあります
頭の良い人との付き合いが楽しいのは彼等の人格が優れているからです
ただし、ここで言う頭の良さと学歴は関係ありません
高学歴の人には知的誠実に欠ける人が多いです