禿について考えてみました

それというのも、私の知るある女性が大の禿嫌いなのです

この、髪の毛の薄い人にとっては理不尽な女性の好みは、かなり一般的です

この点が、さいわい髪のある私でも、とても気になるのです

 

その女性は、容貌としての禿が嫌いなだけではなく

禿げる男は信用できないと、人格を問題にしています

これは、どう考えても理不尽で、非合理な批判です

頭頂の禿げを隠すヘアースタイルを特に毛嫌いし、丸坊主の方がいいと言います

 

はっきり口に出すかどうかは別にして、女性で禿を嫌う人は多いです

そして、それ以上に多いのが、禿を気にする男性です

当然、そうなるのでしょうが

生まれついての体質を問題にされるのは、いたたまれないものがあります

 

オラウータン、ゴリラ、日本猿と見ていくと、いずれも、目から口にかけては毛がありません

ライオンは顔の毛が短いですが、虎は顔にも毛があり、鮮やかな虎柄です

犬は、顔の毛の短い犬種が多く、毛むくじゃらの種は少数派です

哺乳動物には、顔と、その表情に重要な意味があるのでしょう

 

人間の顔は、通常、完全に禿げています

類人猿や猿は、目から上は毛がありますが、人間は眉毛を残して、禿げた額があります

禿は、額の後退から始まります

私は白髪ですが、額の生え際から部分白髪になっています

顔が禿げ、人類は、顔の面積拡大の方向に進化し、この部分の髪は弱い立場になったようです