鎌倉の大仏は伽藍がありません

元々、伽藍はあったのですが、流されてしまったということでした

何によって流されたのか、従来、この点は曖昧でした

現在では、それは津波であると考えられています

そして、その考えを、いち早く主張したのが私なのです

東日本大震災の直後のことです

 

東日本大震災の、津波による巨大な破壊力を見て

私は、鎌倉の多くの謎がいっぺんに解けたと思いました

まず、大仏に伽藍が無いことの理由です

当然ながら、津波で流されてしまったわけです

次に、段葛です

わざわざ盛り土した鶴岡八幡宮の参道です

 

あれは、震災後の地盤沈下による水害のためにできたのです

境内入口の太鼓橋もそうです

あれは、水で流されないための形です

現在のものは石でできていますが

昔は木製ですから、平らな橋では水が出れば流されてしまうからです

源氏池、平家池と名付けられた八幡宮の境内の池も、水抜きのためです

 

ただですら少ない鎌倉の土地を、わざわざ減らしたり、使いにくくする理由はありません

あの段葛は、昔は街道までつながっていたといいますから、間違いありません

地盤沈下のため、増水時には水はけが悪くなるからです

私は、同じものを震災後の外松島で見ました

中央の道だけ土盛りがしてあり、両側は池のようになり、家屋のあった痕跡が残っていました

案内してくれた地元の人は「ここは家が建っていて私の友人も住んでいました、」と話していました