民主主義について考える度に

高校の時の世界史の先生を想い出します

先生は

 

古代の民主主義は奴隷制の下で出来たと言うけれど

近代の民主主義の始まりであるアメリカの民主主義も、奴隷制の下で出来たんだよね

でも、これ、皆、あんまり言わないんだよね

 

と、話したのです

その通りなのですが、その話を、私はいまだに忘れられません

それほど、強い衝撃を受けたのです・・・確かに、人類の歴史を見れば

奴隷制と民主主義はセットで歴史に登場するのです

 

その理由は、今の私なら簡単に分かります

奴隷がいたから、自由な時間を持てる市民が存在できたのです

人類は、それまでの長い歴史では、一日中食料を探したり、仕事をしたりしていたのです

ヒマを持て余し、他の人と自由に議論する余裕など無かったのです

仮に時間を持て余している人がいたとしても

それは一部の限られた特権階級でした

 

古代ギリシャやローマでは、奴隷労働が社会制度の中に組み込まれていたので

厳しい労働から解放された多くの自由市民が誕生したのです

その事情は、近代アメリカも同じです

 

近代社会が奴隷制を否定した民主主義に進んでいる原因は

人権尊重の思想のためと思いたいのですが

実際は、機械文明の発達が、その原因なのだと考えるべきです