神輿と山車、祭りの時、関東では神輿が、関西では山車が出ます
これは律令制の時代の納税の儀式が祭りとして残ったものと考えられます
関東から都へは船で運ばなければならないので、海の中を担いで船まで運んだのです
水の中を越すので、水越し・・・神輿になったのです
関西では、その必要が無いので、山車なのです
「政」は「まつりごと」と読みます、すなわち「祭り事」です
政治は納税に始まり、庶民にとっては、それ以上の意味はありませんでした
権力者が災いとならないように、祭り上げ、担ぎ上げたのです
これまた、いつの時代も、庶民の権力者に対する、変わらぬ感情かもしれません
政治に、良いことを期待するのではなく、悪いことが起きないことを期待するのです
茅ヶ崎市の浜降祭は、現在は茅ヶ崎市の祭りと思われているのかもしれませんが
あれは、本来、寒川神社の祭りです
近隣の神社から寒川神社に神輿が集まり、茅ヶ崎海岸に向かい、そして、海に入っていくのです
古代における納税の儀式の様子を色濃く残した祭りと言えるでしょう
相模湾は大地震の度に隆起して、海岸線が後退しているので
律令制の時代の海岸線は、もっと寒川神社に近かったはずです
同じような形式の祭りが茨城県にもあり
やはり、海岸線が遠いため、時間がタイトになり
遠い地域の神社が参加を見合わせるようになったと聞いたことがあります
外房から茨城にかけても、海岸線は大地震の度に後退しているのです